今日はイギリスのお家の増築のおはなしです・・・。東大阪市 八尾市 大阪市 リフォーム

今日はイギリスのお家の増築のおはなしです・・・。
間取りの図案を建築家の方に依頼し、それを地元の役所へ提出して
増築の申請をしました。このときに申請料も支払います。
日本のお家の建て方や増築などに関しては良くわからないのですが、
私の住んでいる地域ではこのように必ず役所に申請をしなければなりません。
houseext2aaa.jpg
(写真、ごちゃごちゃしていて申し訳ありません。ひょっとしたら建築家の方の著作権みたいなのがあるのかしらとおもって、潰しています・・・)
なぜこのような申請をしないとならないのかというと、
たとえ自分の土地の中であろうとも、勝手に家を建てたり、
現存の家やご近所さんの家たちの外観を乱すような建物を建ててはいけないからなのです。
増築部分が、あたかも前からそこにあったかのような雰囲気であればあるほど
この申請の許可がおりやすくなります。
また、この申請によって、役所側は間取りの図案を公開し、
増築に関するご近所さんの言い分を受けつける期間を設けます。
特に窓やドアの位置が気に入らないとか、日照権などがおそらく
問題になる部分なのかもしれません。
この申請はクレームがついたり、一度ひっかかると、
また間取りの図案を直したり面倒らしいのです・・・
幸い我が家の場合の増築は一戸建てで、規定の範囲内の大きさだったので
ご近所さんへのお伺いを役所を通してする必要もなく、
簡単に申請をして許可がおりる仕組みのものでした。
(それでも外観はやはりきちんと審査されます。)
赤いやじるしの部分が役所からのオッケーのスタンプです♪
イギリスの家は古いから価値がないというような事はなく、
逆に古いからこそ価値があり、国が歴史的価値を保持するために
建物をグレードリストに登録したりしています。
このグレードリストに登録されている建物になりますと、
持ち主の意思でそう簡単には増改築はできません。
なので、こういった建物に住まわれる方は、もちろん増改築の条件が厳しいことは百も承知で購入し
そしてまたそういった家に住むということを一つのステイタスとしています。
私はイギリスのこういった古い建物を国と持ち主とが同意の上で
存続させていくというシステムが良い考えだなぁ~と思うのです・・・。
このようなわけでイギリスの住宅街や町並みは統一感が損なわれないように
役所が管理をしています。
古い家が立ち並ぶ中に、とびきり目だった外観の異なる家が建つことはありえません。
新しく建てるとしても、周りの家と似たデザインで建てられるのです。
観光でイギリスにいらっしゃる機会がありましたら、
イギリスの観光地だけではなく、住宅街の雰囲気も味わえたら味わってみてください♪
きっと、なるほど~と納得していただけるかと思います・・・。
住民で築き上げる住宅街の雰囲気は、面白いほどに住民の雰囲気が繁栄されているものです。
ここは住んでみたい地域だな~、ここはちょっと好きではないわ・・・
なんていう見方でイギリスを歩くのも面白いと思いますよ♪